旅で描いた絵
2015年 5月〜8月 ヨーロッパぶらりひとり旅
人生で一度は、とバックパック背負って約100日間のひとり旅。
最初の目的地はモロッコだったんですが、途中トランジットで寄ったイスタンブールで思わぬ事態に巻き込まれ、予算の半分を騙し取られ、敢え無くも貧乏旅行に。
しかしながらおかげ様で道中描いた絵を売り捌き生計を立てる、という貴重な原体験をさせて頂きました。
寂しくて心許なくて、果てしなく自由で、その日暮らしで(これは今も。)、毎日が必死で、毎日日が暮れるまで公園で絵描いて。楽しかったなぁ。
言わずもがなのサグラダファミリア。
中はエヴァンゲリオンを彷彿とさせる荘厳な作りでした。
チェコにあった真っ白いお城。
思わず描きたくなる可愛さでした。
旅で初めて売れた絵。
マラガの公園にて。
一周してくるから描いといてと言われて変な汗かきながら描き上げた。
にしちゃぁ良いのが描けたな。
旅の絵では一番のお気に入り。
とっても好きだなぁと思う人に買って貰えて、嬉しかった。
バスの窓から見えるオリーブの木は整然と綺麗に並んでいた。
プラハでお世話になったデイビッドにプレゼントした絵。
デイビットは凄く僕の絵を買ってくれて、一緒にビジネスを始めようと持ち掛けてくれた。
驚きと、過去の経験から訝しむ気持ちが半々だった。
日本に帰ってしまって何度か連絡交換したっきりだ。元気かなデイビット。
これも行けるところまで増殖シリーズ。
中国人のツアーで来ていた青年が「amazing!」と眺めてて、同行の人達におそらく「早く!」って急かされてて、大慌てで買ってってくれた。帰り際の笑顔が良かったなぁ。
イスタンブールで描いた訳ではなかったのですが、イスタンブールの時の感じが出ていたので「イスタンブール」と呼んでいます。
彼女の腕にも月のタトゥーが入っていて、
「ほら、私も」と見せてくれた。
とてもキュートな少女でした。
スペインのケンタルで描いたもの。
白い馬を少年が上手にひっぱって小屋から出していたな。
これと隣の一枚はバルセロナのピカソ美術館前で颯爽と現れた母娘に颯爽と貰われて行った。「nice!」って。嬉しかった。
だんだんとわかってくるもので、これは良いの描けたかなと思っていたら、翌日早速貰われていってくれた。
好きな一枚。
中国人のご夫婦。
確かに中国って感じの絵だな。と妙に納得したのを覚えている。
路上販売仲間。
これと交換してくれ。と彼らのCDを差し出されたのだけど、「I need many!」と口走っていたのには驚いた。切実だったんだよな(これも今も)。結局押し切られたけれど。
この絵も結構気に入っていたんだ。彼らの家に飾られているかな。飾られていると良いな。
アルヘシラスの空。
モロッコから船で入ったスペイン最初の町。言わば初ヨーロッパ。
物価上がるし、資金が危ういし、夕暮れ時がやけに身に染みてた。
グラナダのアルハンブラ宮殿を一望出来る町からの景色を想って描きました。
日本人の方。
大変ですね。と買ってくれた。
感謝。
ヤギのなる木、アルガンツリー。
本当になっているのをバスの車窓から見かけました。
チェコのホテルで描いていた1枚。
いけるとこまでもっともっとと増殖させていたな。
素敵なマダムが買ってくれた。
ヤンが買ってくれた。
ヤンは可愛いので、僕の隣の路上販売仲間(先輩)のインド人に少し言い寄られたらしく、困っていた。
僕の方から言っておいてと言われたものの、結局そんな話をする前に先輩ともお別れになってしまった。
これもプラハのホテルで。
これもよし!良いの描けた!と思ったら次のひ素敵なご夫婦に貰われていってくれた。
モロッコの
夕焼けがとんでもなく綺麗で、町の人も観光の人もみんな見に来てた。
お祈りしてる人もいた。
僕も時間を忘れて沈むまでずーっと眺めてた。
沈んでしまってから、もう一度姿を見せてくれって何故か必死に真剣に願ったら不思議とひょっこり光が浮かび上がってくれた。
あれ?ほんとかな?